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毒物及び劇物取締法施行令の一部を改正する政令

  昭和46・6・22・政令199号  
内閣は、毒物及び劇物取締法(昭和25年法律第303号)第3条の2第3項、第5項及び第9項、第16条第1項、第23条の2並びに第27条の規定に基づき、この政令を制定する。
毒物及び劇物取締法施行令(昭和30年政令第261号)の一部を次のように改正する。

目次中
「第9章 毒物及び劇物の廃棄(第40条)」を
「第9章 毒物及び劇物の廃棄(第40条)
 第9章の2 毒物の運搬(第40条の2−第40条の7)」に改める。

第3条を次のように改める。
第3条 削除

第10条第1項中
「第3条から第5条まで」を「第4条又は第5条」に改め、
「(四アルキル鉛を含有する製剤の運搬に関して第3条第3項に規定する命令に違反した者を含む。)」を削る。

第28条第1号ロ中
「倉庫内」の下に「若しくはコンテナ内」を加え、
同条第2号中
「又は船倉内」を「、コンテナ(工業標準化法(昭和24年法律第185号)に基づく日本工業規格Z1610号(大形コンテナ)に適合するコンテナ又はこれと同等以上の内容積を有する密閉形コンテナに限る。以下同じ。)内又は船倉内」に、
「前号ロに掲げる者にあつては倉庫内」を「前号ロに掲げる者にあつては倉庫内又はコンテナ内」に改める。

第29条第3号ロ中
「倉庫内」の下に「、コンテナ内」を加える。

第30条各号列記以外の部分中
「倉庫内」の下に「、コンテナ内」を、
「当該倉庫」の下に「、当該コンテナ」を加え、
同条第2号を同条第3号とし、
同条第1号の次に次の1号を加える。
2.コンテナ内におけるねずみ、昆虫等の駆除については、次の基準によること。
イ 燻蒸作業は、都道府県知事が指定した場所で行なうこと。
ロ 燻蒸中は、当該コンテナのとびら、通風口等を閉鎖し、その他必要に応じ、当該コンテナについて、燐化水素が当該コンテナの外部にもれることによる保健衛生上の危害の発生を防止するため必要な措置を講ずること。
ハ 燻蒸中及び燐化水素が当該コンテナから逸散し終わるまでの間、当該コンテナのとびら及びその附近の見やすい場所に、当該コンテナに近寄ることが著しく危険である旨を表示すること。
ニ 燻蒸中及び燐化水素が当該コンテナから逸散し終わるまでの間、当該コンテナを移動させてはならないこと。

第40条の次に次の1章を加える。
第9章の2 毒物の運搬
(容器)
第40条の2 四アルキル鉛を含有する製剤を運搬する場合には、その容器は、工業標準化法に基づく日本工業規格Z1601号(鋼製ドラムかん)第一種に適合するドラムかん又はこれと同等以上の強度を有するドラムかんでなければならない。
 無機シアン化合物たる毒物(液体状のものに限る。)を内容積が1000リツトル以上の容器に収納して運搬する場合には、その容器は、次の各号に定める基準に適合するもの又は高圧ガス取締法(昭和26年法律第204号)第44条第1項の容器検査に合格したものでなければならない。
1.容器の内容積は、1万リツトル以下であること。
2.容器並びにそのマンホール及び注入口のふたの材質は、工業標準化法に基づく日本工業規格G3101号(一般構造用圧延鋼材)に適合する鋼材又はこれと同等以上の強度を有する鋼材であること。
3.容器並びにそのマンホール及び注入口のふたに使用される綱板の厚さは、4ミリメートル以上であること。
4.常用の温度において3キログラム毎平方センチメートルの圧力(ゲージ圧力をいう。以下同じ。)で行なう水圧試験において、漏れ、又は変形しないものであること。
5.内容積が2000リツトル以上の容器にあつては、その内部に防波板が設けられていること。
6.弁及び配管は、鋼製であること。
7.容器の外部に突出しているマンホール、注入口その他の附属装置には、厚さ2.3ミリメートル以上の鋼板で作られた山形の防護わくが取り付けられていること。
 弗化水素又はこれを含有する製剤(弗化水素70パーセント以上を含有するものに限る。)を内容積が1000リツトル以上の容器に収納して運搬する場合には、その容器は、前項第1号、第2号及び第5号から第7号までに定めるもののほか、次の各号に定める基準に適合するものでなければならない。
1.容器並びにそのマンホール及び注入口のふたに使用される鋼板の厚さは、6ミリメートル以上であること。
2.常用の温度において5キログラム毎平方センチメートルの圧力で行なう水圧試験において、漏れ、又は変形しないものであること。
3.内容積が5000リツトル以上の容器にあつては、当該容器内の温度を40度以下に保つことができる断熱材が使用されていること。
4.内容積が2000リツトル以上の容器にあつては、弁がその容器の上部に設けられていること。
 弗化水素を含有する製剤(弗化水素70パーセント以上を含有するものを除く。)を内容積が1000リツトル以上の容器に収納して運搬する場合には、その容器は、第2項第1号、第2号、第4号、第5号及び第7号並びに前項第4号に定めるもののほか、次の各号に定める基準に適合するものでなければならない。
1.容器並びにそのマンホール及び注入口のふたに使用される鋼板の厚さは、4.5ミリメートル以上であること。
2.容器の内面がポリエチレンその他の腐食され難い物質で被覆されていること。
3.弁は、プラスチツク製又はプラスチツク皮膜を施した鋼製であり、配管は、プラスチツク皮膜を施した鋼製であること。この場合において、使用されるプラスチツクは、ポリプロピレンその他の腐食され難いものでなければならない。
 無機シアン化合物たる毒物(液体状のものに限る。)又は弗化水素若しくはこれを含有する製剤の船舶による運搬については、前3項の規定は、適用しない。
(容器の使用)
第40条の3 四アルキル鉛を含有する製剤は、次の各号に適合する場合でなければ、運搬してはならない。
1.ドラムかん内に10パーセント以上の空間が残されていること。
2.ドラムかんに収納した四アルキル鉛を含有する製剤が飛散し、漏れ、流れ出、又はしみ出ることのないように措置されていること。
3.ドラムかんごとにその内容が四アルキル鉛を含有する製剤である旨の表示がなされていること。
(積載の態様)
第40条の4 四アルキル鉛を含有する製剤を運搬する場合には、その積載の態様は、次の各号に定める基準に適合するものでなければならない。
1.ドラムかんの下に厚いむしろの類がしかれていること。
2.ドラムかんは、その口金が上位になるように置かれていること。
3.ドラムかんが積み重ねられていないこと。
4.ドラムかんが落下し、転倒し、又は破損することのないように積載されていること。
5.積載装置を備える車両(道路交通法(昭和35年法律第105号)第2条第8号に規定する車両をいう。)を使用して運搬する場合には、ドラムかんが当該積載装置の長さ又は幅をこえないように積載されていること。
6.四アルキル鉛を含有する製剤及び四アルキル鉛を含有する製剤の空容器以外の物と混載されていないこと。
(運搬方法)
第40条の5 四アルキル鉛を含有する製剤を鉄道によつて運搬する場合には、有がい貨車を用いなければならない。
(船舶による運搬)
第40条の6 船舶により四アルキル鉛を含有する製剤を運搬する場合には、第40条の2から第40条の4までの規定にかかわらず、船舶安全法(昭和8年法律第11号)第28条の規定に基づく命令の定めるところによらなければならない。
(罰則)
第40条の7 第40条の2から前条までの規定に違反した者は、2年以下の懲役若しくは5万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
 法人の代表者又は法人若しくは人の代理人、使用人その他の従業者がその法人又は人の業務に関して前項の違反行為をしたときは、その行為者を罰するほか、その法人又は人に対しても同項の罰金刑を科する。
附 則
(施行期日)
 この政令は、毒物及び劇物取締法の一部を改正する法律(昭和45年法律第131号)の施行の日(昭和46年6月24日)から施行する。
(経過措置)
 この政令の施行の際現に無機シアン化合物たる毒物(液体状のものに限る。)又は弗化水素若しくはこれを含有する製剤の運搬の用に供されている容器で内容積が1000リツトル以上のものを使用して運搬する場合は、この政令の施行の日から起算して2年間は、改正後の第40条の2第2項から第4項までの規定は、適用しない。
 この政令の施行前にした違反行為に対する罰則の適用については、なお従前の例による。