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農業経営基盤強化促進法

【目次】
  昭和55・5・28・法律 65号==
改正平成元・6・28・法律 45号--
改正平成5・6・16・法律 70号--
改正平成7・2・15・法律  4号--
改正平成11・7・16・法律 87号--
改正平成11・12・22・法律160号--(施行=平13年1月6日)
改正平成12・12・6・法律143号--
改正平成13・6・29・法律 94号--
改正平成14・5・29・法律 51号--
改正平成15・6・18・法律 89号--
改正平成16・6・18・法律124号--(施行=平17年3月7日)
改正平成17・6・10・法律 53号==
改正平成17・7・26・法律 87号--(施行=平18年5月1日)
改正平成18・6・2・法律 50号--(施行=平20年12月1日)
改正平成18・12・15・法律109号--(施行=平19年9月30日)
改正平成19・3・30・法律  6号--(施行=平19年4月1日)
改正平成19・5・25・法律 58号--(施行=平20年10月1日)
改正平成21・6・24・法律 57号==(施行=平21年12月15日)
改正平成22・4・9・法律 23号--(施行=平22年5月1日、平22年10月1日)
改正平成23・5・2・法律 35号--(施行=平23年8月1日)
改正平成25・6・14・法律 44号--(施行=平25年6月14日)
改正平成25・12・13・法律101号--(施行=平26年3月1日)
改正平成25・12・13・法律102号(未)(施行=平26年4月1日)
《改題》平5法070・旧・農用地利用増進法
【LINK】(社)全国農地保有合理化協会
《分野》農水-経営-経営改善
【令】施行令
【則】施行規則

第1章 総 則

(目的)
第1条 この法律は、我が国農業が国民経済の発展と国民生活の安定に寄与していくためには、効率的かつ安定的な農業経営を育成し、これらの農業経営が農業生産の相当部分を担うような農業構造を確立することが重要であることにかんがみ、育成すべき効率的かつ安定的な農業経営の目標を明らかにするとともに、その目標に向けて農業経営の改善を計画的に進めようとする農業者に対する農用地の利用の集積、これらの農業者の経営管理の合理化その他の農業経営基盤の強化を促進するための措置を総合的に講ずることにより、農業の健全な発展に寄与することを目的とする。
(責務)
第2条 国及び地方公共団体は、効率的かつ安定的な農業経営の育成に資するよう農業経営基盤の強化を促進するため、農業生産の基盤の整備及び開発、農業経営の近代化のための施設の導入、農業に関する研究開発及び技術の普及その他の関連施設を総合的に推進するように努めなければならない。
(農業経営基盤の強化の実施)
第3条 農業経営基盤の強化を促進するための措置は、農用地の保有及び利用の現況及び将来の見通し、農用地を保有し、又は利用する者の農業経営に関する意向その他の農業経営に関する基本的条件を考慮し、かつ、農業者又は農業に関する団体が地域の農業の振興を図るためにする自主的な努力を助長することを旨として実施するものとする。
(定義)
第4条 この法律において「農用地等」とは、次に掲げる土地をいう。
一 農地(耕作の目的に供される土地をいう。以下同じ。)又は農地以外の土地で主として耕作若しくは養畜の事業のための採草若しくは家畜の放牧の目的に供される土地(以下「農用地」と総称する。)
二 木竹の生育に供され、併せて耕作又は養畜の事業のための採草又は家事の放牧の目的に供される土地
三 農業用施設の用に供される土地
四 開発して農用地又は農業用施設の用に供される土地とすることが適当な土地
《改正》平17法053
 この法律において「農地保有合理化事業」とは、農業経営の規模の拡大、農地の集団化その他農地保有の合理化を促進するため、この法律で定めるところにより、一般社団法人又は一般財団法人で農林水産省令で定める要件に該当するものが行う次に掲げる事業をいう。
一 農用地等を買い入れ、又は借り受けて、当該農用地等を売り渡し、交換し、又は貸し付ける事業(以下「農地売買等事業」という。)
二 農用地等を売り渡すことを目的とする信託の引受けを行い、及び当該信託の委託者に対し当該農用地等の価格の一部に相当する金額の貸付けを行う事業
二の二 農用地等を貸付けの方法により運用することを目的とする信託の引受けを行う事業
三 第12条第1項の認定に係る農業経営改善計画(第12条の2第1項の規定による変更の認定があつたときは、その変更後のもの。第7条第3項第2号及び第11条の9第3項第3号において同じ。)に従つて設立され、又は資本を増加しようとする農地法(昭和27年法律第229号)第2条第3項に規定する農業生産法人(以下「農業生産法人」という。)に対し次に掲げるいずれかの出資を行い、及びその出資に伴い付与される持分又は株式を当該農業生産法人の組合員、社員又は株主に計画的に分割して譲渡する事業
イ 農地売買等事業により買い入れた農用地等の現物出資
ロ 前3号に掲げる事業により売り渡し、交換し、若しくは貸し付けた農用地等又はイの現物出資に係る農用地等を利用して当該農業生産法人が行う農業経営の改善に必要な資金の出資
四 農地売買等事業により買い入れ、又は借り受けた農用地等を利用して行う、新たに農業経営を営もうとする者が農業の技術又は経営方法を実地に習得するための研修その他の事業(以下「研修等事業」という。)
《改正》平12法143
《改正》平15法089
《改正》平17法053
《改正》平21法057
 この法律において「農地利用集積円滑化事業」とは、効率的かつ安定的な農業経営を営む者に対する農用地の利用の集積の円滑化を図るため、この法律で定めるところにより、次の各号に掲げる者が行う当該各号に定める事業をいう。
一 市町村、農業協同組合(農業協同組合法(昭和22年法律第132号)第10条第1項第2号及び第3号の事業を併せ行うものに限る。)又は一般社団法人若しくは一般財団法人で農林水産省令で定める要件に該当するもの 次に掲げる事業
イ 農用地等の所有者の委任を受けて、その者を代理して農用地等について売渡し、貸付け又は農業の経営若しくは農作業の委託を行う事業(当該委任に係る農用地等の保全のための管理を行う事業を含む。以下「農地所有者代理事業」という。)
ロ 農地売買等事業
ハ 研修等事業
二 前号に掲げる者以外の営利を目的としない法人(営利を目的としない法人格を有しない団体であつて、代表者の定めがあり、かつ、その直接又は間接の構成員からの委任のみに基づく農地所有者代理事業を行うことを目的とするものを含む。)で農林水産省令で定める要件に該当するもの 農地所有者代理事業
《追加》平21法057
 この法律において「農業経営基盤強化促進事業」とは、この法律で定めるところにより、市町村が行う次に掲げる事業をいう。
一 農用地について利用権(農業上の利用を目的とする賃借権若しくは使用貸借による権利又は農業の経営の委託を受けることにより取得される使用及び収益を目的とする権利をいう。以下同じ。)の設定若しくは移転又は所有権の移転(以下「利用権の設定等」という。)を促進する事業(これと併せて行う事業で、第1項第2号から第4号までに掲げる土地について利用権の設定等を促進するものを含む。以下「利用権設定等促進事業」という。)
二 農地保有合理化事業の実施を促進する事業
三 農地利用集積円滑化事業の実施を促進する事業
四 農用地利用改善事業(農用地に関し権利を有する者の組織する団体が農用地の利用に関する規程で定めるところに従い、農用地の効率的かつ総合的な利用を図るための作付地の集団化、農作業の効率化その他の措置及び農用地の利用関係の改善に関する措置を推進する事業をいう。以下同じ。)の実施を促進する事業
五 前各号に掲げる事業のほか、委託を受けて行う農作業の実施を促進する事業、農業経営の改善を図るために必要な農業従事者の養成及び確保を促進する事業その他農業経営基盤の強化を促進するために必要な事業
《改正》平21法057
《1項削除》平21法057

第2章 農業経営基盤の強化の催進に関する基本方針等

第1節 農業経営基盤強化促進基本方針及び農業経営基盤強化促進基本構想

(農業経営基盤強化促進基本方針)
第5条 都道府県知事は、政令で定めるところにより、農業経営基盤の強化の促進に関する基本方針(以下「基本方針」という。)を定めるものとする。
 基本方針においては、都道府県の区域又は自然的経済的社会的諸条件を考慮して都道府県の区域を分けて定める区域ごとに、地域の特性に即し、次に掲げる事項を定めるものとする。
一 農業経営基盤の強化の促進に関する基本的な方向
二 効率的かつ安定的な農業経営の基本的指標
三 効率的かつ安定的な農業経営を営む者に対する農用地の利用の集積に関する目標
四 効率的かつ安定的な農業経営を育成するために必要な次に掲げる事項
イ 農業経営基盤強化促進事業の実施に関する基本的な事項
ロ 都道府県の区域(農業振興地域の整備に関する法律(昭和44年法律第58号)第6条第1項の規定により指定された農業振業地域の区域内に限る。)を事業実施地域として農地保有合理化事業を行う法人に関する事項
ハ 農地利用集積円滑化事業の実施に関する基本的な事項
《改正》平17法053
《改正》平18法050
《改正》平21法057
 基本方針は、農業振興地域整備計画その他法律の規定による地域の農業の振興に関する計画との調和が保たれたものでなければならない。
 都道府県知事は、情勢の推移により必要が生じたときは、基本方針を変更するものとする。
 都道府県知事は、基本方針を定め、又はこれを変更しようとするときは、あらかじめ、都道府県農業会議及び都道府県農業協同組合中央会の意見を聴かなければならない。
 都道府県知事は、基本方針を定め、又はこれを変更したときは、連帯なく、これを公表しなければならない。
(農業経営基盤強化促進基本構想)
第6条 市町村は、政令で定めるところにより、農業経営基盤の強化の促進に関する基本的な構想(以下「基本構想」という。)を定めることができる。
 基本構想においては、次に守る事項を定めるものとする。
一 農業経営基盤の強化の促進に関する目標
二 農業経営の規模、生産方式、経営管理の方法、農業従事の態様等に関する営農の類型ごとの効率的かつ安定的な農業経営の指標
三 効率的かつ安定的な農業経営を営む者に対する農用地の利用の集積に関する目標その他農用地の利用関係の改善に関する事項
四 農業経営基盤強化促進事業に関する次に掲げる事項
イ 利用権設定等促進事業に関する次に掲げる事項
(1)利用権の設定等を受ける者の備えるべき要件
(2)設定され、又は移転される利用権の存続期間又は残存期間に関する基準並びに当該利用権が賃借権である場合における借賃の算定基準及び支払の方法並びに当該利用権が農業の経営の委託を受けることにより取得される使用及び収益を目的とする権利である場合における農業の経営の委託者に帰属する損益の算定基準及び決済の方法
(3)移転される所有権の移転の対価(現物出資に伴い付与される持分を含む。以下同じ。)の算定基準及び支払(持分の付与を含む。第18条第2項第5号において同じ。)の方法
ロ 前条第2項第4号ロの規定により基本方針に定められた法人が行う農地保有合理化事業の実施の促進に関する事項
ハ 農用地利用改善事業の実施の単位として適当であると認められる区域の基準その他農用地利用改善事業の実施の基準に関する事項
ニ 農業協同組合が行う農作業の委託のあつせんの促進その他の委託を受けて行う農作業の実施の促進に関する事項
ホ 農業経営の改善を図るために必要な農業従事者の養成及び確保の促進に関する事項
ヘ その他農林水産省令で定める事項
五 農地利用集積円滑化事業に関する次に掲げる事項
イ 市町村の区域(都市計画法(昭和43年法律第100号)第7条第1項の市街化区域と定められた区域で同法第23条第1項の規定による協議が調つたもの(当該区域以外の区域に存する農用地と一体として農業上の利用が行われている農用地の存する区域を除く。以下「市街化区域」という。)を除く。)の全部又は一部を事業実施地域として農地利用集積円滑化事業を行う者に関する事項
ロ 農地利用集積円滑化事業の実施の単位として適当であると認められる区域の基準その他農地利用集積円滑化事業の実施の基準に関する事項
《改正》平17法053
《改正》平21法057
《1項削除》平21法057
 基本構想は、基本方針に即するとともに、前条第3項に規定する計画との調和が保たれたものでなければならない。
《1項削除》平23法035
 市町村は、基本構想を定め、又はこれを変更しようとするときは、あらかじめ、農業者、農業に関する団体その他の関係者の意見を反映させるために必要な措置を講ずるものとする。
《追加》平21法057
 市町村は、基本構想を定め、又はこれを変更しようとするときは、農林水産省令で定めるところにより、都道府県知事に協議し、その同意を得なければならない。
《改正》平11法087
 市町村は、基本構想を定め、又はこれを変更したときは、農林水産省令で定めるところにより、遅滞なく、その旨を公告しなければならない。

第2節 農地保有合理化法人

(農地保有合理化事業規程)
第7条 第5条第2項第4号ロの規定により基本方針に定められた法人は、農地保有合理化事業の全部又は一部を行おうとするときは、農林水産省令で定めるところにより、農地保有合理化事業の実施に関する規程(以下「農地保有合理化事業規程」という。)を定め、都道府県知事の承認を受けなければならない。
《改正》平21法057
《1項削除》平21法057
 農地保有合理化事業規程においては、事業の種類及び事業の実施方法に関して農林水産省令で定める事項を定めるものとする。
 都道府県知事は、農地保有合理化事業規程の内容が、次に掲げる要件に該当するものであるときは、第1項の承認をするものとする。
一 基本方針に適合するものであること。
二 第12条第1項の認定を受けた者が当該認定に係る農業経営改善計画に従つて行う農業経営の改善に資するよう農地保有合理化事業を実施すると認められること。
三 その他農林水産省令で定める基準に適合するものであること。
《改正》平21法057
 都道府県知事は、第1項の承認を行つたときは、農林水産省令で定めるところにより、遅滞なく、その旨及び当該承認に係る農地保有合理化事業の種類を公告しなければならない。
第8条 前条第1項の承認を受けた法人(以下「農地保有合理化法人」という。)は、農地保有合理化事業規程の変更又は廃止をしようとするときは、農林水産省令で定めるところにより、都道府県知事の承認を受けなければならない。
《改正》平21法057
 前条第3項及び第4項の規定は農地保有合理化事業規程の変更について、同項の規定は農地保有合理化事業規程の廃止について準用する。
《改正》平21法057
(報告徴収)
第9条 都道府県知事は、農地保有合理化事業の適正な運営を確保するため必要があると認めるときは、農地保有合理化法人に対し、その業務又は資産の状況に関し必要な報告をさせることができる。
《改正》平21法057
(改善命令)
第10条 都道府県知事は、農地保有合理化事業の運営に関し改善が必要であると認めるときは、農地保有合理化法人に対し、その改善に必要な措置をとるべきことを命ずることができる。
《1項削除》平21法057
(承認の取消し)
第11条 都道府県知事は、農地保有合理化法人が次の各号のいずれかに該当するときは、第7条第1項の規定による承認を取り消すことができる。
一 農地保有合理化法人が第4条第2項に規定する一般社団法人又は一般財団法人でなくなつたとき。
二 農地保有合理化法人が第9条の規定による報告せず、又は虚偽の報告をしたとき。
三 農地保有合理化法人が前条の規定による命令に違反したとき。
《改正》平21法057
 都道府県知事は、前項の規定により承認を取り消したときは、遅滞なく、その旨を公告しなければならない。

第3節 農地保有合理化支援法人

(指定)
第11条の2 農林水産大臣は、農地保有合理化法人の行う業務を支援することを目的とする一般社団法人又は一般財団法人であつて、次条に規定する業務を適正かつ確実に行うことができると認められるものを、その申請により、全国に一を限つて、当該業務を行う者として指定することができる。
《改正》平18法050
 農林水産大臣は、前項の規定による指定をしたときは、同項の規定による指定を受けた者(以下「農地保有合理化支援法人」という。)の名称、住所及び事務所の所在地を公示しなければならない。
 農地保有合理化支援法人は、その名称、住所又は事務所の所在地を変更しようとするときは、あらかじめ、その旨を農林水産大臣に届け出なければならない。
 農林水産大臣は、前項の規定による届出があつたときは、その旨を公示しなければならない。
(業務)
第11条の3 農地保有合理化支援法人は、次に掲げる業務を行うものとする。
一 農地保有合理化法人が農地保有合理化事業その他の農地保有の合理化に関する事業(以下「農地保有合理化事業等」という。)の実施のために必要な資金を借り入れることにより金融機関に対して負担する債務を保証すること。
二 農地保有合理化法人に対し、農地保有合理化事業等の実施のために必要な資金の貸付けを行うこと。
三 農地保有合理化法人に対し、農地保有合理化事業等の実施のための助成を行うこと。
四 農地保有合理化事業に関する啓発普及を行うこと。
五 農地保有合理化事業に関する調査研究を行い、及び農地保有合理化事業に従事する者の研修を行うこと。
六 前各号に掲げる業務に附帯する業務を行うこと。
(業務の委託)
第11条の4 農地保有合理化支援法人は、農林水産大臣の認可を受けて、前条第1号に掲げる業務(債務の保証の決定を除く。)の一部を金融機関に委託することができる。
 金融機関は、他の法律の規定にかかわらず、前項の規定による委託を受け、当該業務を行うことができる。
(業務規程の認可)
第11条の5 農地保有合理化支援法人は、第11条の3第1号に掲げる業務(以下「債務保証業務」という。)を行うときは、当該業務の開始前に、当該業務の実施に関する規程(以下「業務規程」という。)を作成し、農林水産大臣の認可を受けなければならない。これを変更しようとするときも、同様とする。
 農林水産大臣は、前項の認可をしようとするときは、財務大臣に協議しなければならない。
《改正》平11法160
 農林水産大臣は、第1項の認可をした業務規程が債務保証業務の適正かつ確実な実施上不適当となつたと認めるときは、その業務規程を変更すべきことを命ずることができる。
 業務規程に記載すべき事項は、農林水産省令で定める。
(事業計画等)
第11条の6 農地保有合理化支援法人は、毎事業年度、農林水産省令で定めるところにより、事業計画及び収支予算を作成し、農林水産大臣の認可を受けなければならない。これを変更しようとするときも、同様とする。
 農地保有合理化支援法人は、農林水産省令で定めるところにより、毎事業年度終了後、事業報告書及び収支決算書を作成し、農林水産大臣に提出しなければならない。
(区分経理)
第11条の7 農地保有合理化支援法人は、債務保証業務を行う場合には、農林水産省令で定めるところにより、債務保証業務に係る経理とその他の業務に係る経理とを区分して整理しなければならない。
(準用)
第11条の8 第9条から第11条までの規定は、農地保有合理化支援法人について準用する。この場合において、第9条から第11条までの規定中「都道府県知事」とあるのは「農林水産大臣」と、第9条及び第10条中「農地保有合理化事業」とあるのは「第11条の3に規定する業務」と、第11条中「承認」とあるのは「指定」と、同条第1項中「第7条第1項」とあるのは「次条第1項」と、同項第1号中「第4条第2項に規定する一般社団法人又は一般財団法人でなくなったとき」とあるのは「第11条の3に規定する業務を適正かつ確実に実施していないと認めるとき」と、同条第2項中「公告」とあるのは「公示」と読み替えるものとする。
《改正》平21法057

第4節 農地利用集積円滑化団体

《1節追加》平21法057
(農地利用集積円滑化事業規程)
第11条の9 第4条第3項各号に掲げる者(市町村を除く。)は、第6条第5項の同意を得た市町村(以下「同意市町村」という。)の区域(市街化区域を除く。)の全部又は一部を事業実施地域として農地利用集積円滑化事業の全部又は一部を行おうとするときは、農林水産省令で定めるところにより、農地利用集積円滑化事業の実施に関する規程(以下「農地利用集積円滑化事業規程」という。)を定め、同意市町村の承認を受けなければならない。
《追加》平21法057
《改正》平23法035
 前項の農地利用集積円滑化事業規程においては、事業の種類、事業実施地域及び事業の実施方法に関して農林水産省令で定める事項を定めるものとする。
《追加》平21法057
 同意市町村は、農地利用集積円滑化事業規程の内容が、次に掲げる要件に該当するものであるときは、第1項の承認をするものとする。
一 基本構想に適合するものであること。
二 事業実施地域の全部又は一部が既に農地利用集積円滑化事業を行つている者の事業実施地域と重複することにより当該重複する地域における農用地の利用の集積を図る上で支障が生ずるものでないこと。
三 第12条第1項の認定を受けた者が当該認定に係る農業経営改善計画に従つて行う農業経営の改善に資するよう農地利用集積円滑化事業を実施すると認められること。
四 その他農林水産省令で定める基準に適合するものであること。
《追加》平21法057
 同意市町村は、農地売買等事業に関する事項が定められた農地利用集積円滑化事業規程について第1項の承認をしようとするときは、あらかじめ、農業委員会の決定を経なければならない。
《追加》平21法057
 同意市町村は、第1項の承認を行つたときは、農林水産省令で定めるところにより、遅滞なく、その旨並びに当該承認に係る農地利用集積円滑化事業の種類及び事業実施地域を公告しなければならない。
《追加》平21法057
第11条の10 前条第1項の承認を受けた者は、農地利用集積円滑化事業規程の変更又は廃止をしようとするときは、農林水産省令で定めるところにより、同意市町村の承認を受けなければならない。
《追加》平21法057
 前条第3項から第5項までの規定は前項の規定による変更の承認について、同条第4項及び第5項の規定は前項の規定による廃止の承認について準用する。
《追加》平21法057
第11条の11 同意市町村は、その区域(市街化区域を除く。)の全部又は一部を事業実施地域として農地利用集積円滑化事業の全部又は一部を行おうとするときは、農林水産省令で定めるところにより、農地利用集積円滑化事業規程を定めなければならない。
《追加》平21法057
 前項の農地利用集積円滑化事業規程は、第11条の9第3項各号に掲げる要件に該当するものでなければならない。
《追加》平21法057
 同意市町村は、農地売買等事業に関する事項をその内容に含む農地利用集積円滑化事業規程を定めようとするときは、あらかじめ、農業委員会の決定を経なければならない。
《追加》平21法057
 同意市町村は、農地利用集積円滑化事業規程を定めたときは、農林水産省令で定めるところにより、遅滞なく、その旨並びに当該農地利用集積円滑化事業規程で定めた農地利用集積円滑化事業の種類及び事業実施地域を公告しなければならない。
《追加》平21法057
 第11条の9第2項の規定は第1項の農地利用集積円滑化事業規程について、前2項の規定は当該農地利用集積円滑化事業規程の変更又は廃止について準用する。
《追加》平21法057
(委任の申込みに応ずる義務)
第11条の12 第11条の9第1項の承認を受けた者又は農地利用集積円滑化事業規程を定めた同意市町村(以下「農地利用集積円滑化団体」という。)であつて、農地所有者代理事業を行うものは、その事業実施地域に存する農用地等の所有者からその所有する農用地等について農地所有者代理事業に係る委任契約の申込みがあつたときは、正当な理由がなければ、当該委任契約の締結を拒んではならない。
《追加》平21法057
(準用)
第11条の13 第9条から第11条までの規定は、第11条の9第1項の承認を受けた者について準用する。この場合において、第9条から第11条までの規定中「都道府県知事」とあるのは「同意市町村」と、第9条及び第10条中「農地保有合理化事業」とあるのは「農地利用集積円滑化事業」と、第11条第1項中「第7条第1項」とあるのは「第11条の9第1項」と、同項第1号中「第4条第2項に規定する一般社団法人又は一般財団法人」とあるのは「第4条第3項第1号に規定する農業協同組合若しくは一般社団法人若しくは一般財団法人又は同項第2号に掲げる者(農地売買等事業を行つている場合にあつては、当該農業協同組合又は一般社団法人若しくは一般財団法人)」と読み替えるものとする。
《追加》平21法057

第3章 農業経営改善計画

(農業経営改善計画の認定等)
第12条 同意市町村の区域内において農業経営を営み、又は営もうとする者は、農林水産省令で定めるところにより、農業経営改善計画を作成し、これを同意市町村に提出して、当該農業経営改善計画が適当である旨の認定を受けることができる。
《改正》平11法087
 前項の農業経営改善計画には、次に掲げる事項を記載しなければならない。
一 農業経営の現状
二 農業経営の規機の拡大、生産方式の合理化、経営管理の合理化、農業従事の態様の改善等の農業経営の改善に関する目標
三 前号の目標を達成するためとるべき措置
四 その他農林水産省令で定める事項
 第1項の農業経営改善計画には、当該農業経営を営み、若しくは営もうとする者から当該農業経営に係る物資の供給若しくは役務の提供を受ける者又は当該農業経営の円滑化に寄与する者が当該農業経営の改善のために行う措置に関する計画を含めることができる。
《追加》平15法089
 同意市町村は、第1項の認定の申請があつた場合において、その農業経営改善計画が次に掲げる要件に該当するものであると認めるときは、その認定をするものとする。
一 基本構想に照らし適切なものであること。
二 農用地の効率的かつ総合的な利用を図るために適切なものであること。
三 その他農林水産省令で定める基準に適合するものであること。
《改正》平11法087
《改正》平15法089
《1項削除》平15法089
 同意市町村は、農業経営改善計画の認定について、その趣旨の普及を図るとともに、農用地を保有し、又は利用する者その他の地域の関係者の理解と協力を得るように努めるものとする。
《改正》平11法087
(農業経営改善計画の変更等)
第12条の2 前条第1項の認定を受けた者(以下「認定農業者」という。)は、当該認定に係る農業経営改善計画を変更しようとするときは、同意市町村の認定を受けなければならない。
《追加》平15法089
 同意市町村は、前条第1項の認定に係る農業経営改善計画(前項の規定による変更の認定があつたときは、その変更後のもの。以下「認定計画」という。)が同条第4項各号に掲げる要件に該当しないものと認められるに至つたとき、又は認定農業者若しくは当該認定農業者に係る同条第3項に規定する者(第14条において「関連事業者等」という。)が認定計画に従つてその農業経営を改善するためにとるべき措置を講じていないと認めるときは、その認定を取り消すことができる。
《追加》平15法089
《改正》平21法057
 前条第4項の規定は、第1項の規定による変更の認定について準用する。
《追加》平15法089
(認定農業者への利用権の設定等の促進)
第13条 同意市町村の農業委員会(農業委員会等に関する法律(昭和26年法律第88号)第3条第1項ただし書又は第5項の規定により農業委員会を置かない市町村にあつては、その長。以下同じ。)は、認定農業者から農用地について利用権の設定等を受けたい旨の申出又は農用地の所有者から利用権の設定等についてあつせんを受けたい旨の申出があつた場合には、それらの申出の内容を勘案して認定農業者に対して利用権の設定等が行われるよう農用地の利用関係の調整に努めるものとする。
《改正》平11法087
《改正》平15法089
《改正》平17法053
 農業委員会は、前項の規定による農用地の利用関係の調整の円滑な実施を図るため農地保有合理化事業又は農地利用集積円滑化事業の実施が必要であると認めるときは、農地保有合理化法人又は農地利用集積円滑化団体の同意を得て、当該農地保有合理化法人又は農地利用集積円滑化団体を含めて当該調整を行うものとする。
《改正》平21法057
 農業委員会は、第1項の規定による農用地の利用関係の調整の円滑な実施を図るため特に必要があると認めるときは、その農業上の利用の程度がその周辺の地域における農用地の利用の程度に比し著しく劣つていると認められる農用地について、当該農用地の所有者(所有者以外に権原に基づき使用及び収益をする者がある場合には、その者)に対し、利用権の設定等を行うよう勧奨することができる。
 農業委員会は、第1項の規定による農用地の利用関係の調整の結果、利用権設定等促進事業の実施が必要であると認めるときは、第18条第2項各号に掲げる事項を示して農用地利用集積計画を定めるべきことを同意市町村の長に対し要請するものとする。
《改正》平11法087
第13条の2 同意市町村の農業委員会は、前条第1項の農用地の所有者からの申出の内容が当該農用地についての所有種の移転に係るものであり、かつ、同条第2項の規定による当該農用地についての農地保有合理化法人又は農地利用集積円滑化団体を含めた調整において認定農業者に対する利用権の設定等が困難な場合であつて、当該農用地について、当該農用地を含む周辺の地域における農用地の保有及び利用の現況及び将来の見通し等からみて効率的かつ安定的な農業経営を営む者に対する農用地の利用の集積を図るため当該農地保有合理化法人又は農地利用集積円滑化団体による買入れが特に必要であると認めるときは、同意市町村の長に対し、次項の規定による通知をするよう要請することができる。
《改正》平11法087
《改正》平21法057
 同意市町村の長は、前項の規定による要請を受けた場合において、基本構想の達成に適する見地からみて、当該要請に係る農用地の買入れが特に必要であると認めるときは、前条第2項の調整に係る農地保有合理化法人又は農地利用集積円滑化団体が買入れの協議を行う旨を当該農用地の所有者に通知するものとする。
《改正》平11法087
《改正》平21法057
 前項の規定による通知は、前条第1項の申出があつた日から起算して3週間以内に、これを行うものとする。
 第2項の規定による通知を受けた農用地の所有者は、正当な理由がなければ、当該通知に係る農用地の買入れの協議を拒んではならない。
 第2項の規定による通知を受けた農用地の所有者は、当該通知があつた日から起算して3週間を経過するまでの間(その期間内に同項の協議が成立しないことが明らかになつたときは、その時までの間)は、当該通知に係る農用地を当該通知において買入れの協議を行うこととされた農地保有合理化法人又は農地利用集積円滑化団体以外の者に譲り渡してはならない。
《改正》平21法057
 第2項の規定による通知に係る農用地を同項の協議により買い入れた農地保有合理化法人又は農地利用集積円滑化団体は、効率的かつ安定的な農業経営の育成に資するよう当該農用地を優先的に認定農業者に売り渡し、又は貸し付けるものとする。
《改正》平21法057
(農地法の特例)
第14条 関連事業者等が認定計画に従つて第12条第3項に規定する措置として認定農業者に出資している場合における当該関連事業者等についての農地法第2条第3項第2号の規定の適用については、同号中「株式会社にあつては、チに掲げる者」とあるのは、「株式会社にあつては、チに掲げる者(農業経営基盤強化促進法第12条の2第2項に規定する認定計画に従つてその法人に出資している同項に規定する関連事業者等を除く。以下この号において同じ。)」とする。
《追加》平15法089
《改正》平17法087
《改正》平21法057
《1条削除》平21法057
(資金の貸付け)
第15条 株式会社日本政策金融公庫又は沖縄振興開発金融公庫は、認定農業者が認定計画に従つて行う農業経営の改善が円滑に行われるよう、必要な資金の貸付けについて配慮をするものとする。
《改正》平19法058
(研修の実施等)
第16条 国、地方公共団体及び農業に関する団体は、認定計画の作成及びその達成のために必要な経営管理の合理化、農業従事の態様の改善等のための研修の実施、経営の指導を担当する者の養成その他の措置を講ずるように努めるものとする。

第4章 農業経営基盤強化促進事業の実施等

(農業経営基盤強化促進事業の実施)
第17条 同意市町村は、農業経営基盤強化促進事業の趣旨の普及を図るとともに、基本構想に従い農業経営基盤強化促進事業を行うものとする。
《改正》平11法087
 同意市町村は、市街化区域においては、農業経営基盤強化促進事業を行わないものとする。
《改正》平11法087
《改正》平17法053
《改正》平21法057
(農用地利用集積計画の作成)
第18条 同意市町村は、農林水産省令で定めるところにより、農業委員会の決定を経て、農用地利用集積計画を定めなければならない。
《改正》平11法087
 農用地利用集積計画においては、次に掲げる事項を定めるものとする。
一 利用権の設定等を受ける者の氏名又は名称及び住所
二 前号に規定する者が利用権の設定等(その者が利用権の設定等を受けた後において行う耕作又は養畜の事業に必要な農作業に常時従事すると認められない者(農業生産法人、農地保有合理化法人、農地利用集積円滑化団体、農地中間管理機構(農地中間管理事業の推進に関する法律(平成25年法律第101号)第2条第4項に規定する農地中間管理機構をいう。次項第2号において同じ。)、農業協同組合、農業協同組合連合会その他政令で定める者を除く。第6号において同じ。)である場合には、賃借権又は使用貸借による権利の設定に限る。)を受ける土地の所在、地番、地目及び面積
三 第1号に規定する者に前号に規定する土地について利用権の設定等を行う者の氏名又は名称及び住所
四 第1号に規定する者が設定又は移転を受ける利用権の種類、内容(土地の利用目的を含む。)、始期又は移転の時期、存続期間又は残存期間並びに当該利用権が賃借権である場合にあつては借賃及びその支払の方法、当該利用権が農業の経営の委託を受けることにより取得される使用及び収益を目的とする権利である場合にあつては農業の経営の委託者に帰属する損益の算定基準及び決済の方法
五 第1号に規定する者が移転を受ける所有権の移転の後における土地の利用目的並びに当該所有標の移転の時期並びに移転の対価及びその支払の方法
六 第1号に規定する者が利用権の設定等を受けた後において行う耕作又は養畜の事業に必要な農作業に常時従事すると認められない者である場合には、その者が賃借権又は使用貸借による権利の設定を受けた後において農用地を適正に利用していないと認められる場合に賃貸借又は使用貸借の解除をする旨の条件
七 前号に規定する者にあつては、農林水産省令で定めるところにより、毎年、その者が賃借権又は使用貸借による権利の設定を受けた農用地の利用の状況について、同意市町村の長に報告しなければならない旨
八 その他農林水産省令で定める事項
《改正》平21法057
《改正》平25法101
 農用地利用集積計画は、次に掲げる要件に該当するものでなければならない。
一 農用地利用集積計画の内容が基本構想に適合するものであること。
二 前項第1号に規定する者が、利用権の設定等を受けた後において、次に掲げる要件(農業生産法人及び同項第6号に規定する者にあつては、イに掲げる要件)の全てを備えることとなること。ただし、農地保有合理化法人が農地保有合理化事業の実施によつて利用権の設定等を受ける場合、農地利用集積円滑化団体が農地売買等事業の実施によつて利用権の設定等を受ける場合、農地中間管理機構が農地中間管理事業(農地中間管理事業の推進に関する法律第2条第3項に規定する農地中間管理事業をいう。)の実施によつて利用権の設定又は移転を受ける場合、農業協同組合法第10条第2項に規定する事業を行う農業協同組合又は農業協同組合連合会が当該事業の実施によつて利用権の設定を受ける場合、同法第11条の31第1項第1号に掲げる場合において農業協同組合又は農業協同組合連合会が利用権の設定又は移転を受けるとき、農業生産法人の組合員、社員又は株主(農地法第2条第3項第2号チに掲げる者を除く。)が当該農業生産法人に前項第2号に規定する土地について利用権の設定等を行うため利用権の設定等を受ける場合その他政令で定める場合にあつては、この限りでない。
イ 耕作又は養畜の事業に供すべき農用地(開発して農用地とすることが適当な土地を開発した場合におけるその開発後の農用地を含む。)の全てを効率的に利用して耕作又は養畜の事業を行うと認められること。
ロ 耕作又は養畜の事業に必要な農作業に常時従事すると認められること。
三 前項第1号に規定する者が同項第6号に規定する者である場合にあつては、次に掲げる要件の全てを満たすこと。
イ その者が地域の農業における他の農業者との適切な役割分担の下に継続的かつ安定的に農業経営を行うと見込まれること。
ロ その者が法人である場合にあつては、その法人の業務を執行する役員のうち1人以上の者がその法人の行う耕作又は養畜の事業に常時従事すると認められること。
四 前項第2号に規定する土地ごとに、同項第1号に規定する者並びに当該土地について所有権、地上権、永小作権、質権、賃借権、使用貸借による権利又はその他の使用及び収益を目的とする権利を有する者の全ての同意が得られていること。ただし、数人の共有に係る土地について利用権(その存続期間が5年を超えないものに限る。)の設定又は移転をする場合における当該土地について所有権を有する者の同意については、当該土地について2分の1を超える共有持分を有する者の同意が得られていれば足りる。
《改正》平12法143
《改正》平17法053
《改正》平21法057
《改正》平25法101
 同意市町村には、第13条第4項の規定による農業委員会の要請に基づき農用地利用集積計画を定める場合において、その定めようとする農用地利用集積計画の内容が当該要請の内容と一致するものであるときは、第1項の規定にかかわらず、農業委員会の決定を経ることを要しない。
《改正》平11法087
 同意市町村は、次の各号に掲げる者が、当該各号に定める目的のために、農林水産省令で定めるところにより第2項各号に掲げる事項の全部又は一部を示して農用地利用集積計画を定めるべきことを申し出たときは、その申出の内容を勘案して農用地利用集積計画を定めるものとする。
一 当該市町村の区域の全部又は一部をその事業実施地域とする農地利用集積円滑化団体 その事業実施地域内の農用地の利用の集積を図る目的
二 第23条第1項の認定に係る農用地利用規程で定めるところに従い農用地利用改善事業を行う団体又は当該市町村の区域の全部若しくは一部をその地区の全部若しくは一部とする農業協同組合 その構成員又は組合員に係る農用地の利用関係の改善を図る目的
三 当該市町村の区域の全部又は一部をその地区の全部又は一部とする土地改良区 その地区内の土地改良法(昭和24年法律第195号)第52条第1項又は第89条の2第1項の換地計画に係る地域における農用地の集団化と相まつて農用地の利用の集積を図る目的
《全改》平21法057
(農用地利用集積計画の公告)
第19条 同意市町村は、農用地利用集積計画を定めたときは、農林水産省令で定めるところにより、遅滞なく、その旨を公告しなければならない。
《改正》平11法087
(公告の効果)
第20条 前条の規定による公告があつたときは、その公告があつた農用地利用集積計画の定めるところによつて利用権が設定され、若しくは移転し、又は所有権が移転する。
(農用地利用集積計画の取消し等)
第20条の2 同意市町村の長は、次の各号のいずれかに該当するときは、第19条の規定による公告があつた農用地利用集積計画の定めるところにより賃借権又は使用貸借による権利の設定を受けた第18条第2項第6号に規定する者に対し、相当の期限を定めて、必要な措置を講ずべきことを勧告することができる。
一 その者がその農用地において行う耕作又は養畜の事業により、周辺の地域における農用地の農業上の効率的かつ総合的な利用の確保に支障が生じているとき。
二 その者が地域の農業における他の農業者との適切な役割分担の下に継続的かつ安定的に農業経営を行つていないと認めるとき。
三 その者が法人である場合にあつては、その法人の業務を執行する役員のいずれもがその法人の行う耕作又は養畜の事業に常時従事していないと認めるとき。
《追加》平21法057
 同意市町村は、次の各号のいずれかに該当するときは、農業委員会の決定を経て、農用地利用集積計画のうち当該各号に係る賃借権又は使用貸借による権利の設定に係る部分を取り消さなければならない。
一 第19条の規定による公告があつた農用地利用集積計画の定めるところによりこれらの権利の設定を受けた第18条第2項第6号に規定する者がその農用地を適正に利用していないと認められるにもかかわらず、これらの権利を設定した者が賃貸借又は使用貸借の解除をしないとき。
二 前項の規定による勧告を受けた者がその勧告に従わなかつたとき。
《追加》平21法057
 同意市町村は、前項の規定による取消しをしたときは、農林水産省令で定めるところにより、遅滞なく、その旨を公告しなければならない。
《追加》平21法057
 前項の規定による公告があつたときは、第2項の規定による取消しに係る賃貸借又は使用貸借は解除されたものとみなす。
《追加》平21法057
 同意市町村の農業委員会は、第18条第2項第6号に規定する条件に基づき賃貸借若しくは使用貸借が解除された場合又は第2項の規定による農用地利用集積計画の取消しがあつた場合において、その農用地の適正かつ効率的な利用が図られないおそれがあると認めるときは、当該農用地の所有者に対し、当該農用地についての利用権の設定等のあつせんその他の必要な措置を講ずるものとする。
《追加》平21法057
(登記の特例)
第21条 第19条の規定による公告があつた農用地利用集積計画に係る土地の登記については、政令で、不動産登記法(平成16年法律第123号)の特例を定めることができる。
《改正》平16法124
(利用権設定等促進事業の推進)
第22条 都道府県農業会議は、利用権設定等促進事業の推進に資するため広域の見地から農用地の利用関係の調整を行う必要があると認められる場合には、関係農業委員会に対し、他の市町村における農用地の保有及び利用の現況、効率的かつ安定的な農業経営の指標等に関する資料及び情報の提供その他の協力を行うように努めるものとする。
(農用地利用規程)
第23条 農業協同組合法第72条の8第1項第1号の事業を行う農事組合法人その他の団体(政令で定める基準に従つた定款又は規約を有しているものに限る。)であつて、第6条第2項第4号ハに規定する基準に適合する区域をその地区とし、かつ、当該地区内の農用地につき第18条第3項第4号の権利を有する者の3分の2以上が構成員となつているものは、その行おうとする農用地利用改善事業の準則となる農用地利用規程を定め、これを同意市町村に提出して、当該農用地利用規程が適当である旨の認定を受けることができる。
《改正》平11法087
《改正》平21法057
 農用地利用規程においては、次に掲げる事項を定めるものとする。
一 農用地の効率的かつ総合的な利用を図るための措置に関する基本的な事項
二 農用地利用改善事業の実施区域
三 作付地の集団化その他農作物の栽培の改善に関する事項
四 認定農業者とその他の構成員との役割分担その他農作業の効率化に関する事項
五 認定農業者に対する農用地の利用の集積の目標その他農用地の利用関係の改善に関する事項
六 その他必要な事項
《改正》平17法053
 同意市町村は、第1項の認定の申請があつた場合において、その申請に係る農用地利用規程が次に掲げる要件に該当するときは、同項の認定をするものとする。
一 農用地利用規程の内容が基本構想に適合するものであること。
二 農用地利用規程の内容が農用地の効率的かつ総合的な利用を図るために適切なものであること。
二の二 前項第4号に掲げる役割分担が認定農業者の農業経営の改善に資するものであること。
三 農用地利用規程が適正に定められており、かつ、申請者が当該農用地利用規程で定めるところに従い農用地利用改善事業を実施する見込みが確実であること。
《改正》平11法087
《改正》平17法053
 第1項に規定する団体は、農用地の保有及び利用の現況及び将来の見通し等からみて農用地利用改善事業が円滑に実施されないと認めるときは、当該団体の地区内の農用地の相当部分について農業上の利用を行う効率的かつ安定的な農業経営を育成するという観点から、当該団体の構成員からその所有する農用地について利用権の設定等若しくは農作業の委託を受けて農用地の利用の集積を行う農業経営を営む法人(以下「特定農業法人」という。)又は当該団体の構成員からその所有する農用地について農作業の委託を受けて農用地の利用の集積を行う団体(農業経営を営む法人を除き、農業経営を営む法人となることが確実であると見込まれることその他の政令で定める要件に該当するものに限る。以下「特定農業団体」という。)を、当該特定農業法人又は特定農業団体の同意を得て、農用地利用規程に定めることができる。
《改正》平15法089
《改正》平21法057
 前項の規定により定める農用地利用規程においては、第2項各号に掲げる事項のほか、次に掲げる事項を定めるものとする。
一 特定農業法人又は特定農業団体の名称及び住所
二 特定農業法人又は特定農業団体に対する農用地の利用の集積の目標
三 特定農業法人又は特定農業団体に対する農用地の利用権の設定等及び農作業の委託に関する事項
《改正》平15法089
 同意市町村は、前項に規定する事項が定められている農用地利用規程について第1項の認定の申請があつた場合において、その申請に係る農用地利用規程が第3項各号に掲げる要件のほか、次に掲げる要件に該当するときでなければ、第1項の認定をしてはならない。
一 前項第2号に掲げる目標が第2項第2号の実施区域内の農用地の相当部分について利用の集積をするものであること。
二 申請者の構成員からその所有する農用地について利用権の設定等又は農作業の委託を行いたい旨の申出があつた場合に、特定農業法人が当該申出に係る農用地について利用権の設定等若しくは農作業の委託を受けること又は特定農業団体が当該申出に係る農用地について農作業の委託を受けることが確実であると認められること。
《改正》平11法087
《改正》平15法089
《改正》平17法053
 第5項各号に掲げる事項が定められている農用地利用規程(以下「特定農用地利用規程」という。)で定められた特定農業法人は認定農業者と、特定農用地利用規程は認定計画とみなす。
 同意市町村は、第1項の認定をしたときは、農林水産省令で定めるところにより、遅滞なく、その旨を公告するよう努めなければならない。
《改正》平11法087
《改正》平25法044
 特定農用地利用規程の有効期間は、政令で定める。
《改正》平15法089
10 第1項の認定を受けた団体(以下「認定団体」という。)は、農業委員会、農業協同組合、農地保有合理化法人及び農地利用集積円滑化団体に対し、農用地利用改善事業に関し、必要な助言を求めることができる。
《改正》平15法089
《改正》平21法057
(農用地利用規程の変更等)
第24条 認定団体は、前条第1項の認定に係る農用地利用規程を変更しようとするときは、同意市町村の認定を受けなければならない。ただし、特定農用地利用規程で定められた特定農業団体が、農林水産省令で定めるところにより、その組織を変更して、その構成員を主たる組合員、社員若しくは株主とする農業経営を営む法人となつた場合において当該特定農用地利用規程を変更して当該農業経営を営む法人を特定農業法人として定めようとするとき又は農林水産省令で定める軽微な変更をしようとする場合は、この限りでない。
《追加》平15法089
《改正》平21法057
 認定団体は、前項ただし書の場合(同項ただし書の農林水産省令で定める軽微な変更をしようとする場合を除く。)は、その変更をした後、遅滞なく、その変更した農用地利用規程を同意市町村に届け出なければならない。
《追加》平15法089
 同意市町村は、認定団体が前条第1項の認定に係る農用地利用規程(前2項の規定による変更の認定又は届出があつたときは、その変更後のもの)に従つて農用地利用改善事業を行つていないことその他政令で定める事由に該当すると認めるときは、その認定を取り消すことができる。
《追加》平15法089
 前条第3項及び第6項の規定は第1項の規定による変更の認定について、同条第8項の規定は第1項又は第2項の規定による変更の認定又は届出について準用する。
《追加》平15法089
第25条 前2条に定めるもののほか、農用地利用規程の認定又は変更の認定に関し必要な事項は、農林水産省令で定める。
《追加》平15法089
(勧奨等)
第26条 認定団体は、当該認定団体が行う農用地利用改善事業の実施区域内の農用地の効率的かつ総合的な利用を図るため特に必要があると認めるときは、その農業上の利用の程度がその周辺の当該区域内における農用地の利用の程度に比し著しく劣つていると認められる農用地について、当該農用地の所有者(所有者以外に権原に基づき使用及び収益をする者がある場合には、その者)である当該認定団体の構成員に対し、認定農業者(特定農用地利用規程で定めるところに従い農用地利用改善事業を行う認定団体にあつては、当該特定農用地利用規程で定められた特定農業団体を含む。)に利用権の設定等又は農作業の委託を行うよう勧奨することができる。
《改正》平15法089
《改正》平17法053
 特定農用地利用規程で定められた特定農業法人及び特定農業団体は、当該特定農用地利用規程で定められた農用地利用改善事業の実施区域内にその農業上の利用の程度がその周辺の当該区域内における農用地の利用の程度に比し著しく劣つていると認められる農用地がある場合には、当該農用地について利用権の設定等又は農作業の委託を受け、当該区域内の農用地の効率的かつ総合的な利用を図るよう努めるものとする。
《追加》平17法053
《1条削除》平21法057
(委託を受けて行う農作業の実施の促進等)
第27条 同意市町村の区域の全部又は一部をその地区の全部又は一部とする農業協同組合は、その組合員に係る農用地の利用関係又は農業経営の改善を図るため、農作業の委託のあつせん、農作業の委託を受ける農業者の組織化の推進等により、委託を受けて行う農作業の実施の促進に努めるとともに、農業従事者の棄成及び確保の円滑化に努めるものとする。
《改正》平11法087
《2章削除》平21法057

第5章 雑 則

(信託法の特例)
第28条 第4条第2項第2号又は第2号の2に掲げる事業を行う農地保有合理化法人(以下「信託法人」という。)への農用地等の信託の委託者は、受益者となり、信託の利益の全部を享受する。
《改正》平17法053
 信託法人は、他の者と共同して信託の引受けをすることができない。
 信託法人は、その引き受けた信託に係る事務を他の者に委託して処理させることができない。
 信託法人への信託についての信託法(平成18年法律第108号)第40条第2項の規定の適用については、同項中「第28条」とあるのは、「農業経営基盤強化促進法第28条第3項」とする。
《全改》平18法109
第29条 信託法人への信託については、信託法に規定する裁判所の権限(次に掲げる裁判に関するものを除く。)は、都道府県知事に属する。
一 信託法第166条第1項の規定による信託の終了を命ずる裁判、同法第169条第1項の規定による保全処分を命ずる裁判及び同法第173条第1項の規定による新受託者の選任の裁判
二 信託法第180条第1項の規定による鑑定人の選任の裁判
三 信託法第223条の規定による書類の提出を命ずる裁判
四 信託法第230条第2項の規定による弁済の許可の裁判
《全改》平18法109
第30条 信託法人への信託は、信託法第163条又は第164条の規定によるほか、次に掲げる場合に終了する。
一 信託法第56条第1項の規定により受託者の任務が終了したとき。
二 第7条第1項の承認の取消しがあつたとき。
《改正》平18法109
第31条 信託法第3条(第2号及び第3号に係る部分に限る。)、第4条第2項及び第3項、第5条第6条第23条第2項から第4項まで、第28条第35条第55条第79条から第91条まで、第93条から第98条まで、第103条第104条第123条から第130条まで、第146条から第148条まで、第8章、第10章、第11章、第267条から第269条まで並びに第270条第2項及び第4項の規定は、信託法人への信託については、適用しない。
《全改》平18法109
(農業協同組合法等の特例)
第32条 第19条の規定による公告があつた農用地利用集積計画の定めるところによつて利用権が設定されたことにより農業協同組合法第22条第1項第1号の事由に該当することとなつた農業協同組合の組合員たる個人(認定団体の構成員であることその他農林水産大臣が定める基準に該当する者で当該農業協同組合の定款で定めるものに限る。)は、同法第22条第1項の規定にかかわらず、同法第16条第1項に規定する准組合員たる地位以外の組合員たる地位を失わないものとする。
《改正》平15法089
 前項の規定は、第19条の規定による公告があつた農用地利用集積計画の定めるところによつて利用権が設定されたことにより農業協同組合法第73条第1項において準用する同法第22条第1項第1号の事由に該当することとなつた同法第72条の8第1項第1号の事業を行う農事組合法人の組合員(認定団体の構成員であることその他農林水産大臣が定める基準に該当する者で当該農事組合法人の定款で定めるものに限る。)について準用する。
《改正》平15法089
第33条 第23条第1項の規定に適合する農事組合法人は、同項の認定を受けたときは、農業協同組合法第72条の8第1項の規定にかかわらず、農用地利用改善事業を行うことができる。
 前項の規定により農用地利用改善事業を行う農事組合法人は、農業協同組合法第72条の8第1項の規定にかかわらず、土地改良法第2条第2項に規定する土地改良事業を行うことができる。この場合においては、当該農事組合法人を同法第95条第1項又は第100条第1項の規定により土地改良事業を行い又は行おうとする農業協同組合とみなして、同法の規定を適用する。
(資金の貸付け)
第34条 国は、都道府県が農地保有合理化法人に対し、その行う農地保有合理化事業(研修等事業を除く。)に要する費用に充てる資金を無利子で貸し付ける事業を行うときは、当該都道府県に対し、当該事業に必要な資金の額の3分の2以内の額を無利子で貸し付けることができる。
《改正》平21法057
 前項の国又は都道府県の貸付金の償還方法については、政令で定める。
《1条削除》平22法023
(援助)
第35条 国及び都道府県は、前条第1項に規定するもののほか、この法律に基づく措置の円滑な実施のために必要な助言、指学資金の融通のあつせん、経費の補助その他の援助を行うように努めるものとする。
《改正》平22法023
(農業委員会等の協力)
第36条 農業委員会、農業協同組合、土地改良区、農地保有合理化法人及び農地利用集積円滑化団体は、この法律その他の法令の定めるところにより農業経営基盤の強化を促進するための措置を講ずるに当たつては、この法律に基づく措置の円滑な推進に資することとなるよう、必要な情報交換を行うなどして相互に連携を図りながら協力するように努めるものとする。
《改正》平21法057
(事務の区分)
第37条 第5条第1項及び第4項から第6項まで、第6条第5項、第7条第1項及び第4項(第8条第2項において準用する場合を含む。)、第8条第1項、第9条から第11条まで並びに第29条の規定により都道府県が処理することとされている事務は、地方自治法(昭和22年法律第67号)第2条第9項第1号に規定する第1号法定受託事務とする。
《追加》平11法087
《改正》平17法053
《改正》平21法057
《改正》平23法035
《改正》平25法044

第6章 罰 則

《章名追加》平17法053
《1条削除》平21法057
第38条 第13条の2第5項の規定に違反して同項に規定する期間内に農用地を譲り渡した者は、10万円以下の過料に処する。
《全改》平15法089
《改正》平17法053
《改正》平21法057

附 則

(施行期日)
 この法律は、公布の日から起算して6月を超えない範囲内において政令で定める日から施行する。
昭和55年9月1日(昭55政218)
(農業委員会等に関する法律の一部改正)
 農業委員会等に関する法律の一部を次のように改正する。
第6条第1項第1号中
「関する事項」下に「並びに農用地利用増進法(昭和55年法律第65号)によりその権限に属させた事項」を加える。
(農地法の一部改正)
 農地法の一部を次のように改正する。
第3条第1項第4号の2を削り、
同項第4号の3を同項第4号の2とし、
同号の次に次の1号を加える。
四の三 農用地利用増進法(昭和55年法律第65号)第7条第1項の規定による公告があつた農用地利用増進計画の定めるところによつて同法第2条第2項第1号の権利が設定され、又は移転される場合

第4条第1項第3号の次に次の1号を加える。
三の二 農用地利用増進法第7条第1項の規定による公告があつた農用地利用増進計画の定めるところによつて設定され、又は移転された同法第2条第2項第1号の権利に係る農地を当該農用地利用増進計画に定める利用目的に供する場合

第5条第1項第1号の次に次の1号を加える。
一の二 農地又は採草放牧地を農用地利用増進法第7条第1項の規定による公告があつた農用地利用増進計画に定める利用目的に供するため当該農用地利用増進計画の定めるところによつて同法第2条第2項第1号の権利が設定され、又は移転される場合

第7条第1項第13号の2を次のように改める。
十三の二 農用地利用増進法第7条第1項の規定による公告があつた農用地利用増進計画の定めるところによつて設定され、又は移転された同法第2条第2項第1号に規定する利用権に基づいて耕作の事業に供されている小作地

第19条ただし書中
「第15条の2に規定する農用地利用増進事業の実施によつて設定された同条に規定する利用権に係る賃貸借及び同法」を削り、
「特定利用権に係る賃貸借」の下に「及び農用地利用増進法第7条第1項の規定による公告があつた農用地利用増進計画の定めるところによつて設定され、又は移転された同法第2条第2項第1号に規定する利用権に係る賃貸借」を加える。
(農業振興地域の整備に関する法律の一部改正)
 農業振興地域の整備に関する法律の一部を次のように改正する。
第15条の2から第15条の6までを次のように改める。
第15条の2から第15条の6まで 削除

第15条の7第1項ただし書中
「農地法」を「農地法(昭和27年法律第229号)」に改める。

第15条の15第1項第3号の次に次の1号を加える。
三の二 農用地利用増進法(昭和55年法律第65号)第7条第1項の規定による公告があつた農用地利用増進計画の定めるところによつて設定され、又は移転された同法第2条第2項第1号の権利に係る土地を当該農用地利用増進計画に定める利用目的に供するために行う行為
(農業振興地域の整備に関する法律の一部改正に伴う経過措置)
 この法律の施行の際現に前項の規定による改正前の農業振興地域の整備に関する法律(以下「改正前の農振法」という。)第15条の2に規定する農用地利用増進事業の実施によつて設定されている同条に規定する利用権は、第7条第1項の規定による公告があつた農用地利用増進計画の定めるところによつて設定された賃借権又は使用貸借による権利とみなす。
 この法律の施行前にされた改正前の農振法第15条の3第1項の認可及び改正前の農振法第15条の4第1項の認可(廃止に係る認可を除く。)に係る農用地利用増進規程は、第4条第6項の承認に係る実施方針とみなす。
 市町村は、この法律の施行後遅滞なく、前項の規定により実施方針とみなされた農用地利用増進規程を補完し、都道府県知事の承認を受けなければならない。第4条第2項から第5項まで、第7項及び第8項の規定は、この場合について準用する。
(政府が行う利子補給等)
 政府は、当分の間、農用地の改良又は造成で効率的かつ安定的な農業経営を営み、又は営むと見込まれる者に対する農用地の利用の集積に寄与するものとして政令で定めるものに必要な資金について、株式会社日本政策金融公庫又は沖縄振興開発金融公庫(以下「公庫」と総称する。)が無利子の貸付けを行うときは、会計年度ごとに、政令で定めるところにより、当該貸付けについての利子補給契約(利子補給金を支給する旨の契約をいう。)を公庫と結ぶことができる。
《追加》平5法070
《改正》平19法058
《改正》平22法023
 前項に規定する利子補給契約により政府が利子補給金を支給することができる年限は、当該利子補給契約をした会計年度以降27年度以内とする。
《全改》平22法023
10 政府は、附則第8項の規定により利子補給契約を結ぶ場合には、利子補給金の総額が予算で定める金額を超えることとならないようにしなければならない。
《追加》平22法023
11 附則第8項の規定により結ばれる利子補給契約により政府が支給する利子補給金の額は、当該利子補給契約において定める利子補給金の支給に係る期間ごとに、当該利子補給契約に係る貸付けの各貸付残高(当該貸付残高が、当該貸付けの条件に従い償還されるものとした場合における計算上の貸付残高を超えるときは、その計算上の貸付残高)につき当該貸付けに必要な資金の調達に係る金利を考慮して農林水産大臣が定める利率により計算する額の合計額とする。
《追加》平22法023
12 附則第8項に規定する資金の貸付けの償還期限は25年以内、据置期間は10年以内で公庫が定める。
《追加》平22法023