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自動車安全運転センター法

【目次】
  昭和50・7・10・法律 57号==
改正平成11・12・22・法律160号--(施行=平13年1月6日)
改正平成15・5・30・法律 51号--(施行=平15年10月1日)
改正平成18・6・2・法律 50号--(施行=平20年12月1日)
改正平成19・6・20・法律 90号--(施行=平19年9月19日)

第1章 総則

(目的)
第1条 自動車安全運転センターは、自動車の運転に関する研修及び運転免許を受けていない者に対する交通の安全に関する研修の実施、運転免許を受けた者の自動車の運転に関する経歴に係る資料及び交通事故に関する資料の提供並びに交通事故等に関する調査研究を行うことにより、道路の交通に起因する障害の防止及び運転免許を受けた者等の利便の増進に資することを目的とする。
《改正》平15法051
(定義)
第2条 この法律において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。
1.自動車 道路交通法(昭和35年法律第105号)第2条第1項第9号に規定する自動車及び同項第10号に規定する原動機付自転車をいう。
2.交通事故 道路交通法第67条第2項に規定する交通事故をいう。
3.運転免許 道路交通法第84条第2項の第一種運転免許及び第二種運転免許をいう。
《改正》平19法090
(法人格)
第3条 自動車安全運転センター(以下「センター」という。)は、法人とする。
(数)
第4条 センターは、一を限り、設立されるものとする。
第5条 削除
《削除》平15法051
(名称)
第6条 センターは、その名称中に自動車安全運転センターという文字を用いなければならない。
 センターでない者は、その名称中に自動車安全運転センターという文字を用いてははらない。
(登記)
第7条 センターは、政令で定めるところにより、登記しなければならない。
 前項の規定により登記しなければならない事項は、登記の後でなければ、これをもつて第三者に対抗することができない。
(一般社団法人及び一般財団法人に関する法律の準用)
第8条 一般社団法人及び一般財団法人に関する法律(平成18年法律第48号)第4条及び第78条の規定は、センターについて準用する。
《全改》平18法050

第2章 設立

(発起人)
第9条 センターを設立するには、道路の交通に起因する障害の防止について識見を有する者7人以上が発起人となることを必要とする。
(設立の認可等)
第10条 発起人は、定款及び事業計画書を国家公安委員会に提出して、設立の認可を申請しなければならない。
 設立当初の役員は、定款で定めなければならない。
《追加》平15法051
 第1項の事業計画書に記載すべき事項は、内閣府令で定める。
《改正》平11法160
《改正》平15法051
第11条 国家公安委員会は、設立の認可をしようとするときは、前条第1項の規定による認可の申請が次の各号に適合するかどうかを審査しなければならない。
1.設立の手続並びに定款及び事業計画書の内容が法令の規定に適合するものであること。
2.定款又は事業計画書に虚偽の記載がないこと。
3.事業の運営が健全に行われ、道路の交通に起因する障害の防止及び運転免許を受けた者等の利便の増進に資することが確実であると認められること。
第12条 削除
《削除》平15法051
(事務の引継ぎ)
第13条 設立の認可があつたときは、発起人は、遅滞なく、その事務を理事長となるべき者に引き継がなければならない。
《改正》平15法051
《1項削除》平15法051
(設立の登記)
第14条 理事長となるべき者は、前条の規定による事務の引継ぎを受けたときは、遅滞なく、政令で定めるところにより、設立の登記をしなければならない。
《改正》平15法051
 センターは、設立の登記をすることによつて成立する。

第3章 管理

(定款)
第15条 センターは、定款をもつて、次の事項を規定しなければならない。
1.目的
2.名称
3.事務所の所在地
4.役員の定数、任期、選任方法その他役員に関する事項
5.評議員会に関する事項
6.業務及びその執行に関する事項
7.財務及び会計に関する事項
8.定款の変更に関する事項
9.公告の方法
《改正》平15法051
 定款の変更は、国家公安委員会の認可を受けなければ、その効力を生じない。
(役員)
第16条 センターに、役員として、理事長、理事及び監事を置く。
《改正》平15法051
(役員の職務及び権限)
第17条 理事長は、センターを代表し、その業務を総理する。
 理事は、定款で定めるところにより、理事長を補佐してセンターの業務を掌理し、理事長に事故があるときはその職務を代理し、理事長が欠員のときはその職務を行う。
 監事は、センターの業務を監査する。
 監事は、監査の結果に基づき、必要があると認めるときは、理事長又は国家公安委員会に意見を提出することができる。
(役員の欠格条項)
第18条 政府又は地方公共団体の職員(非常勤の者を除く。)は、役員となることができない。
《全改》平15法051
第19条 センターは、役員が前条の規定により役員となることができない者に該当するに至つたときは、その役員を解任しなければならない。
《全改》平15法051
(役員の選任及び解任)
第20条 役員の選任及び解任は、国家公安委員会の認可を受けなければ、その効力を生じない。
《全改》平15法051
第21条 国家公安委員会は、役員が、この法律、この法律に基づく命令若しくは処分、定款若しくは業務方法書に違反する行為をしたとき、又はセンターの業務に関し著しく不適当な行為をしたときは、センターに対し、期間を指定して、その役員を解任すべきことを命ずることができる。
《全改》平15法051
 国家公安委員会は、役員が第18条の規定により役員となることができない者に該当するに至つた場合においてセンターがその役員を解任しないとき、又はセンターが前項の規定による命令に従わなかつたときは、当該役員を解任することができる。
《全改》平15法051
(役員の兼職禁止)
第22条 役員は、営利を目的とする団体の役員となり、又は自ら営利事業に従事してはならない。ただし、国家公安委員会の承認を受けたときは、この限りでない。
(代表権の制限)
第23条 センターと理事長との利益が相反する事項については、理事長は、代表権を有しない。この場合には、監事がセンターを代表する。
(代理人の選任)
第24条 理事長は、理事又はセンターの職員のうちから、センターの業務の一部に関し一切の裁判上又は裁判外の行為をする権限を有する代理人を選任することができる。
(評議員会)
第25条 センターに、定款の変更、業務方法書の変更、毎事業年度の予算及び事業計画その他センターの運営に関する重要事項を審議する機関として、評議員会を置く。
 評議員会は、評議員20人以内で組織する。
 評議員は、道路の交通に起因する障害の防止について識見を有する者のうちから、国家公安委員会の認可を受けて、理事長が任命する。
(職員の任命)
第26条 センターの職員は、理事長が任命する。
(役員及び職員の秘密保持義務)
第27条 センターの役員若しくは職員又はこれらの職にあつた者は、その職務に関して知り得た秘密を漏らしてはならない。
(役員及び職員の公務員たる性質)
第28条 センターの役員及び職員は、刑法(明治40年法律第45号)その他の罰則の適用については、法令により公務に従事する職員とみなす。

第4章 業務

(業務)
第29条 センターは、第1条の目的を達成するため、次の業務を行う。
1.運転免許を受けた者で自動車の運転に関し高度の技能及び知識を必要とする業務に従事するもの又は運転免許を受けた青少年に対し、その業務の態様に応じて必要とされ、又はその資質の向上を図るために必要とされる自動車の運転に関する研修を実施すること。
2.運転免許を受けていない者のうち16歳に満たないものに対し、道路における交通の安全に関する研修を実施すること。
3.運転免許を受けた者が自動車の運転に関し道路交通法若しくは同法に基づく命令の規定又は同法の規定に基づく処分に違反したことにより内閣府令で定める場合に該当したときに、当該違反をした者に対し、その旨を書面で通知すること。
4.運転免許を受けた者の自動車の運転に関する経歴に係る内閣府令で定める事項を記載した書面を、当該運転免許を受けた者の求めに応じて交付すること。
5.交通事故に関し、その発生した日時、場所その他内閣府令で定める事項を記載した書面を、当該事故における加害者、被害者その他当該書面の交付を受けることについて正当な利益を有すると認められる者の求めに応じて交付すること。
6.自動車の安全な運転に必要な技能に関する調査研究その他道路の交通に起因する障害の防止に資するための調査研究を行うこと。
7.第1号、第2号及び前号に掲げる業務に係る成果の普及を行うこと。
8.前各号に掲げる業務に附帯する業務
9.前各号に掲げるもののほか、第1条の目的を達成するために必要な業務
《改正》平11法160
《改正》平15法051
 センターは、前項第9号に掲げる業務を行おうとするときは、国家公安委員会の認可を受けなければならない。
《改正》平15法051
 第1項第3号から第5号までに規定する書面の様式は、内閣府令で定める。
《改正》平11法160
《改正》平15法051
(業務方法書)
第30条 センターは、業務の開始前に、業務方法書を作成し、国家公安委員会の認可を受けなければならない。これを変更しようとするときも、同様とする。
 前項の事務方法書に記載すべき事項は、内閣府令で定める。
《改正》平11法160
(照会)
第31条 センターは、第29条第1項第3号から第5号までに掲げる業務を行うため必要な事項について、警察庁又は都道府県警察に照会することができる。この場合において、警察庁又は都道府県警察は、照会に係る事項をセンターに通知するものとする。
《改正》平15法051

第5章 財務及び会計

(事業年度)
第32条 センターの事業年度は、毎年4月1日に始まり、翌年3月31日に終わる。
(予算等の認可)
第33条 センターは、毎事業年度、予算及び事業計画を作成し、当該事業年度の開始前に、国家公安委員会の認可を受けなければならない。これを変更しようとするときも、同様とする。
《改正》平15法051
(財務諸表)
第34条 センターは、毎事業年度、財産目録、貸借対照表及び損益計算書(以下「財務諸表」という。)を作成し、当該事業年度の終了後3月以内に国家公安委員会に提出しなければならない。
《改正》平15法051
 センターは、前項の規定により財務諸表を国家公安委員会に提出するときは、これに、予算の区分に従い作成した当該事業年度の決算報告書並びに財務諸表及び決算報告書に関する監事の意見書を添付しなければならない。
《2条削除》平15法051
(財産の処分等の制限)
第35条 センターは、内閣府令で定める重要な財産を譲渡し、交換し、又は担保に供しようとするときは、国家公安委員会の認可を受けなければならない。
《改正》平11法160
《1条削除》平15法051
(内閣府令への委任)
第36条 この法律に規定するもののほか、センターの財務及び会計に関し必要な事項は、内閣府令で定める。
《改正》平11法160

第6章 監督

(監督)
第37条 センターは、国家公安委員会が監督する。
 国家公安委員会は、この法律を施行するため必要があると認めるときは、センターに対し、その業務に関し監督上必要な命令をすることができる。
(報告及び検査)
第38条 国家公安委員会は、この法律を施行するため必要があると認めるときは、センターに対しその業務に関し報告をさせ、又は警察庁の職員にセンターの事務所その他の事業場に立ち入り、業務の状況若しくは帳簿、書類その他の物件を検査させることができる。
 前項の規定により立入検査をする職員は、その身分を示す証票を携帯し、関係者に提示しなければならない。
 第1項の規定による立入検査の権限は、犯罪捜査のために認められたものと解してはならない。

第7章 雑則

(連絡等)
第39条 センターは、その業務の運営について、都道府県警察と密接に連絡するものとする。
 都道府県警察は、センターに対し、その業務の円滑な運営が図られるように、必要な配慮を加えるものとする。
(解散)
第40条 センターの解散については、別に法律で定める。
 センターが解散した場合において、残余財産があるときは、当該残余財産は、国に帰属する。
《追加》平15法051
(財務大臣との協議)
第41条 内閣総理大臣は、第35条の規定による内閣府令を定めようとするときは、財務大臣に協議しなければならない。
《改正》平11法160
《改正》平15法051
 国家公安委員会は、第33条又は第35条の規定による認可をしようとするときは、財務大臣に協議しなければならない。
《改正》平11法160
《改正》平15法051

第8章 罰則

第42条 第27条の規定に違反した者は、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処する。
《改正》平15法051
第43条 第38条第1項の規定による報告をせず、若しくは虚偽の報告をし、又は同項の規定による検査を拒み、妨げ、若しくは忌避した場合には、その違反行為をしたセンターの役員又は職員は、30万円以下の罰金に処する。
《改正》平15法051
第44条 次の各号のいずれかに該当する場合には、その違反行為をしたセンターの役員は、20万円以下の過料に処する。
1.この法律の規定により国家公安委員会の認可又は承認を受けなければならない場合において、その認可又は承認を受けなかつたとき。
2.第7条第1項の規定に違反して登記することを怠つたとき。
3.第29条第1項に規定する業務以外の業務を行つたとき。
4.第37条第2項の規定による国家公安委員会の命令に違反したとき。
《改正》平15法051
第45条 第6条第2項の規定に違反した者は、10万円以下の過料に処する。
《改正》平15法051

附 則

(施行期日)
第1条 この法律は、公布の日から起算して3月を超えない範囲内において政令で定める日から施行する。
昭和50年9月1日(昭50政249)
(経過措置)
第2条 この法律の施行の際現にその名称中に自動車安全運転センターという文字を用いている者については、第6条第2項の規定は、この法律の施行後6月間は、適用しない。
第3条 センターの最初の事業年度は、第32条の規定にかかわらず、その成立の日に始まり、昭和51年3月31日に終わるものとする。
第4条 センターの最初の事業年度の予算、事業計画及び資金計画については、第33条中「当該事業年度の開始前に」とあるのは、「センターの成立後遅滞なく」とする。
(所得税法の一部改正)
第5条 所得税法(昭和40年法律第33号)の一部を次のように改正する。
別表第1第1号の表中自動車競技会の項の次に次のように加える。
自動車安全運転センター自動車安全運転センター法(昭和50年法律第57号)
(法人税法の一部改正)
第6条 法人税法(昭和40年法律第34号)の一部を次のように改正する。
別表第1第1号の表中雇用促進事業団の項の次に次のように加える。
自動車安全運転センター自動車安全運転センター法(昭和50年法律第57号)
(印紙税法の一部改正)
第7条 印紙税法(昭和42年法律第23号)の一部を次のように改正する。
別表第2中市街地再開発組合の項の次に次のように加える。
自動車安全運転センター自動車安全運転センター法(昭和50年法律第57号)
(登録免許税法の一部改正)
第8条 登録免許税法(昭和42年法律第35号)の一部を次のように改正する。
別表第2中雇用促進事業団の項の次に次のように加える。
自動車安全運転センター自動車安全運転センター法(昭和50年法律第57号)
(地方税法の一部改正)
第9条 地方税法(昭和25年法律第226号)の一部を次のように改正する。
第72条の4第1項第3号中
「及び国際協力事業団」を「、国際協力事業団及び自動車安全運転センター」に改める。

第73条の4第1項中
第27号を第28号とし、
第26号の次に次の1号を加える。
27.自動車安全運転センターが自動車安全運転センター法(昭和50年法律第57号)第29条第1項第4号又は第5号に規定する業務の用に供する不動産で政令で定めるもの

第348条第2項に次の1号を加える。
31.自動車安全運転センターが自動車安全運転センター法第29条第1項第4号又は第5号に規定する業務の用に供する固定資産で政令で定めるもの